ニコングループの中期経営計画(2010年度~2012年度)を策定

常に新たな価値を提供し、成長し続けるニコングループを目指して

2010年6月18日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコンは、常に新たな価値を提供し、成長し続けるニコングループを目指し、2012年度(2013年3月期)を最終年度とする中期経営計画を策定しましたので、お知らせいたします。
なお、本計画は、次期取締役社長兼社長執行役員に内定しております木村眞琴(取締役兼副社長執行役員)が本日発表いたしました。

1. ニコングループが目指す姿

中期経営計画の実行にあたっては、下記に掲げるニコングループが目指す姿を常に意識しながら進める。

1. ニコンブランドの拡がり

ニコンブランドの強みとして「先進性」をアピールし「楽しさ」を付加する

2. 新規事業の創出

既存分野や新規分野で事業を創出し事業ポートフォリオを強化する

3. 一体感とスピードのある組織の実現

事業、本社が一体感とスピード感を持ち、自律的に活動しつつグローバルな連携を図る

4. 事業機能の強化とプロセス改革

高い技術力に加え、すべての事業機能が高いレベルで協働する

5. CSR重視の経営

2. 中期経営計画の概要

1. 2012年度の経営数値目標

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2010年度計画2012年度目標
売上高8,800億円11,000億円
営業利益520億円1,200億円
当期純利益300億円650億円
  • 2010年度前提為替レート:1米ドル90円、1ユーロ120円
    2012年度前提為替レート:1米ドル90円、1ユーロ110円

2. 設備投資・研究開発計画

将来の成長に向けた事業・技術開発への投資額を前回計画(2009年度~2011年度)より増加し、競争力を強化する。
研究開発費は売上高比7%水準を維持する。

  • 設備投資:1,200億円(2010年度~2012年度累計)
    (前回計画に対し100億円増額)
    ・投資案件は新製品投入に関わる投資及び増産対応
    ・新規事業等に必須の投資
  • 研究開発費:2,000億円(2010年度~2012年度累計)
    (前回計画に対し300億円増額)
    ・事業の競争力向上のキーとなるコア技術の開発
    ・将来の差別化商品に必要となる基盤技術の開発

3. カンパニー別経営計画の概要

1. 2012年度のカンパニー別経営数値目標

横にスクロールしてご覧ください。

売上高営業利益営業利益率
精機2,800億円280億円10.0%
映像7,200億円880億円12.2%
インストルメンツ800億円40億円5.0%

2. 各カンパニーの目指す姿

既存事業でリーディングポジションを獲得することに加え、新たな事業を創出し、事業領域の拡大を目指す。

  • 精機カンパニー
    ・先端機市場のシェア拡大と収益力強化
    ・新製品・新規分野の創出
  • 映像カンパニー
    ・デジタルカメラのリーディングカンパニー
    ・映像分野の事業領域の拡大
  • インストルメンツカンパニー
    ・既存事業でリーディングポジション確立
    ・バイオや測定機分野で新たな事業創出

4. 株主還元

「総還元性向25%以上」を目標とする。
「将来の成長に向けた事業・技術開発への投資(設備投資・開発投資)を拡大し、競争力強化に努めるとともに、株主重視の観点から安定的に配当を行なうことを基本としながらも、業績の反映度を高めていく」方針の下、株主還元を行なう。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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