KeyMissionシリーズ

2017.6.30| アクションカメラ

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かつてない映像世界を切り拓く

ニコンが提供する新しい冒険のパートナー

新しい撮影体験に応える形を左から
プロダクトデザイン担当 淺野 宏幸
プロダクトデザイン担当 中島 充雄
プロダクトデザイン担当 鈴木 舟
プロダクトデザイン担当 星 智浩

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新しい映像表現が次々と登場する中で、従来のカメラにはできない撮影体験を求めるユーザーが増えています。私たちはそのニーズに常に応えていかなければなりません。自分のアクティビティに集中したままその場の臨場感を伝えたい、そんな撮影体験を実現するデザインを目指しました。

KeyMissionシリーズはあらゆるフィールドに対応するため、画角が異なる3機種を揃えています。ユーザーの目的に応じて機種を選択することができます。

堅牢性を伝える「ガードデザイン」

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※一部試作品が含まれています。

KeyMissionシリーズは耐衝撃性と防水性を兼ね備えた堅牢なアクションカメラです。この丈夫で壊れにくいことを、視覚的にも分かりやすく伝えたいと考えました。カメラ本体とレンズ両方をしっかり守る形状を突き詰め、洗練させていった造形を私たちは「ガードデザイン」と呼んでいます。

またニコンのカメラとしての質感にも気を遣いました。外観色は従来のカメラに使われる黒からスポーツ用品に使われるような明るい蛍光色まで、ユーザーの趣向を幅広く分析し、検討を重ねました。こうしてKeyMissionシリーズの世界観を実現するふさわしい質感を選定しました。

意識せずに撮れる操作性

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アクションシーンでは、従来のカメラのように「構えて撮る」のではなく、撮る瞬間を意識せずに撮影できることが求められます。3機種を通して、カメラ本体を見なくても撮影できるところに撮影ボタンを配置しました。特に、KeyMission 360に関しては全方位記録できるため、従来の撮影方法と全く異なります。そのため、ボタンの位置については検証を繰り返しました。

また、スキーやスノーボードでのグローブ装着時や、ダイビング時など操作が困難な状況で使用することも想定し、撮影ボタンを大きく確保しました。加えて、ボタンに滑り止めの形状を施すなどの工夫もしています。

実際に使いながら考える

※一部試作品が含まれています。

KeyMissionシリーズは、カメラとアクセサリーをセットで1つの製品と考えています。アクセサリーのデザインも、「どのような使い方が想定されるだろうか」「どのような取り付け方をして撮るだろうか」という点に着眼しました。デザイン担当者が、実際にカメラとアクセサリーを使いながらアイデアを出し、スケッチと試作を繰り返し検証を行いました。

アクセサリーは機能がそのままデザインになっているため、設計の段階からデザイン担当者も共に検討が必要でした。最終形状に落ち着くまでには、多くの関係部門と今まで以上に協力し試作と検証を繰り返しました。

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小さな液晶モニターの中で
いかに情報を伝えきるかを重視GUIデザイン担当 宇梶 純一

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製品の性質上、非常に小さなサイズの液晶モニターを搭載しています。その中でどのようにさまざまな情報を伝え、どのように分かりやすく操作できるかという点で、とても苦労しました。

アクションシーンでも使いやすいシンプルGUI

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KeyMission 80は1.7インチ、KeyMission 170は1.5インチと、ほかのカメラに比べて非常に小さいサイズの液晶モニターを搭載しています。この限られた範囲の中で操作ボタンや映像、各種情報を表示しなければなりません。そのため、できる限りシンプルで分かりやすく、ユーザーを迷わせないということに気を遣いました。

KeyMissionシリーズは、基本的に悪条件での使用をメインに考えています。そのため、どのような状況であっても、情報が見えて、撮影できることを最優先に考えました。文字の大きさや見やすさについても、さまざまなパターンを何度も作り、小さいながらも可読性と視認性を高めることにこだわりました。

直感的に操作でき、体験の映像化を妨げない

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メニューボタンを押すと、はじめの画面で6つのアイコンが出てきます。これは、瞬間的にすぐに理解でき、すぐに撮影、操作が出来るようにするためです。わかりやすいアイコンを用いて表現しています。

KeyMission 80は基本的に親指で操作することを前提にしています。あらゆるユーザーにも使いやすいように、例えば爪の長い方に協力をいただき、しっかり操作できるエリアを測定しました。そのような検証を繰り返し、十分に使用出来るサイズを実現しました。

また、「速写性」が製品のもう1つのキーワードです。プロダクトデザイン同様GUIでも「すぐ取り出して、すぐ撮れる」というコンセプトを実現する必要がありました。従来のカメラとは異なった課題が多く苦労しましたが、試行錯誤を重ねた結果、直感的で分かりやすいGUIを完成させることができました。

今回のKeyMissionシリーズは、これまでのカメラとは一味違う使い方ができるところが一番の持ち味です。さまざまなフィールドで使っていただきたいのはもちろんですが、アクションカメラという領域を超えて、ユーザーに色々な使い方をしてもらい、自分だけの冒険の世界を切り拓いてもらえたらうれしいです。

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